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〜コラム〜 民事と刑事の違い

ライト、何見てるの?
これ?これはジェントルメンっていう最近の新しいドラマなんだ。
へえ、どんなドラマなの?
これは裁判モノでね、主人公の弁護士が冷静にカッコよく裁判を勝っていくのが面白いんだ!
へえ、面白そうだね。見てみようかなあ。最近見てたドラマ終わって暇持て余してたんだ。
うん!オススメだよ。
でも裁判モノっていつも話が難しくて。
そうかな?例えばどんなところが?
ほら刑事、民事裁判とかあるじゃない。わかりづらいんだよねえ。
あー。僕もイマイチわからないなーそういうの。
なんか刑事の方が民事よりも重大なイメージはあるけど、実際はどう違うんだろう?
わかんないや。

この民事、刑事裁判は日頃よく聞くフレーズではありませんか?例えば、ニュースなどで、「~さんが民事訴訟を〜」や、「刑事事件化される見通しです」などのフレーズはよく聞きます。このように、民事刑事は、私たちの生活に関わりがあるようで、意外とその意味や違いがわからないものです。では民事、刑事の違いは何なのでしょうか。裁判の観点から考えて行きます。
 民事裁判、刑事裁判の違いは、当事者の違いにあります。民事裁判では、起訴をするのが私人であり、刑事裁判では起訴するのが国の機関です。私人とは公人の対義語で、公務員以外の人々の総称です。また、この場合の国の機関は、警察官や検察官などの者たちを指します。つまり民事裁判では公務員では無い個人または団体が起訴し、刑事裁判では検察官が起訴します。また、刑事裁判では被告側が法律を破っている疑惑が必要である一方で、民事裁判では必ずしも被告側が法律を犯している必要はありません。例えば、誰かがあなたから1000万円盗んだとしましょう。この場合、あなたはまず警察に告訴をします(被害を受けた人の時は告訴、直接的な被害は受けていない場合は告発)。そうすると、警察はあなたの告訴に基づいて本当に盗まれたのか、もし盗まれているのであればその犯人を特定するなどの捜査を行います。犯人が特定された場合、警察は検察に犯人を書類送検し、検察官が犯人を起訴します。これに対して、例えばかつての友人にお金を貸していてそれが長い間返ってこなかったとします。このような時にあなたが貸していた相手を訴えるとします。この場合、相手は犯罪を犯してはいませんが、民事裁判になります。つまり、刑事裁判とは、法律を守り、国そして国民を守る為のものであり、民事裁判は個人または企業などの団体のためのものです。