わかる!著作権

著作権法〜頒布・譲渡・貸与〜

ライト、見てこれ。
ん?DVD?
うんそうだよ!前から欲しかったのを友達からもらったんだ
へえ、よかったじゃん。でもそれって大丈夫なの?
うん?何か問題?
いや、わからないんだけど。著作権とか大丈夫なのかなあと思って
あれ、なんで?
だってほら、DVDって売り物じゃん。それを勝手に他人に渡していいのかなって思って
なるほどね。確かにそのことはあんまり考えてなかったなあ。でも、私が他の人にこれを売るわけじゃないんだから良いんじゃない?
そうなのかなあ。自分のじゃないから、やっぱりダメなんじゃない?
うーん。じゃあ念のため確認しておくね。

この場合、著作権法は適用されません。適応されるのは、貸している対象が公衆つまり大勢の人物の場合などです。

この会話では、映画を他人に渡すシチュエーションについて考えていますが、著作物はもうすでに学習しましたが、映画だけではありません。しかし、著作権法ではこの著作物が映画の場合とそうでない場合を分けて考えます。映画について考えるとき、著作権法第二十六条の頒布権に基づき考え、映画ではない場合は譲渡権に基づいて考えます。譲渡権は、一度適法されると、消尽します。つまり、また、その他にも、貸与権という権利があります。貸与権とは、著作者の著作物を貸与により公衆に提供する権利を独占することを言います。日常的に私たちがよくかかわる権利であり、図書館などでの本の貸し借りに関係してくることです。

(頒布権)
第二十六条 著作者は、その映画の著作物をその複製物により頒布する権利を専有する。
2 著作者は、映画の著作物において複製されているその著作物を当該映画の著作物の複製物により頒布する権利を専有する。
(譲渡権)
第二十六条の二 著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。以下この条において同じ。)をその原作品又は複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。以下この条において同じ。)の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。
2 前項の規定は、著作物の原作品又は複製物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡による場合には、適用しない。
一 前項に規定する権利を有する者又はその許諾を得た者により公衆に譲渡された著作物の原作品又は複製物
二 第六十七条第一項若しくは第六十九条の規定による裁定又は万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律(昭和三十一年法律第八十六号)第五条第一項の規定による許可を受けて公衆に譲渡された著作物の複製物
三 第六十七条の二第一項の規定の適用を受けて公衆に譲渡された著作物の複製物
四 前項に規定する権利を有する者又はその承諾を得た者により特定かつ少数の者に譲渡された著作物の原作品又は複製物
五 国外において、前項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得た者により譲渡された著作物の原作品又は複製物
(貸与権)
第二十六条の三 著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供する権利を専有する。