わかる!著作権

著作物~公衆送信権・展示権~

うーん。どうしようかなあ
コピーちゃん、どうしたの?
いやあ、実は先週のフライデイから徹夜見逃しちゃって。
ああ、あれ面白いよね~、再放送とかは無いの?
あるにはあるんだけど、だいたい毎月何円とかの有料サイトとかで、困ってるんだ。
無料の本当にないの?ほら動画投稿サイトとかによく載ってるじゃん
それでもねえ...
気にしない気にしない。ほら幼稚園とかで保育士が絵本みんなに読むじゃん、結局あれと一緒でしょ
何か違うような気がする...

動画サイトに許可なくアップロードされたドラマやアニメを見ること自体には違法性はありません。つまり、あなたが動画投稿サイトに無断で載せられたドラマやアニメ、歌などを視聴しても、罰せられることはありません。ですが、動画を無断でアップロードする行為は公衆送信権を侵害しています。

公衆送信。この単語は、普段の生活の中で聞く機会はとても限られているでしょう。実際、著作権について勉強し始めて初めて知ったなんていう人も数多くいるでしょう。著作権法第二条では、公衆通信とは公衆によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信と定義されています。そして著作権法23条では著作者が著作物を公衆送信する権利、公衆送信される著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有すると記されています。公衆送信とはわかりやすく言うとテレビやラジオ、あるいはインターネットなどのメディアを通じてたくさんの人に送信することです。つまり著作者が公衆送信権を持つということは、著作物をメディアなどに流す権利を独占的に所持しているということです。

公衆送信では著作物は実体を持ちません。著作物が実体を持つとき、それは展示権などに該当します。展示権とは、著作権法第25条によると、美術やまだ発行されていない写真の著作物を原作品により公に展示する権利のことをいいます。ここで、原作品ってなに?なんで写真はまだ発行されてないものに制限されるの?と思う方もいるでしょう。原作品とは、美術品の場合は美術品そのものです。問題が生じるのが、写真の場合です。それはなぜかというと、写真にはネガフィルムというものがあり、これにより何が原作品かわからなくなるのです。ですので、条文ではいまだ発行されていないと制限しているのです。 簡単に説明すると、展示権は著作者が自ら作った著作物を展示するための権利です。

第二条
七の二 公衆送信 公衆によつて直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信(電気通信設備で、その一の部分の設置の場所が他の部分の設置の場所と同一の構内(その構内が二以上の者の占有に属している場合には、同一の者の占有に属する区域内)にあるものによる送信(プログラムの著作物の送信を除く。)を除く。)を行うことをいう。
(公衆送信権等)
第二十三条 著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。
2 著作者は、公衆送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有する。
(展示権)
第二十五条 著作者は、その美術の著作物又はまだ発行されていない写真の著作物をこれらの原作品により公に展示する権利を専有する。